公開日時: 2024年08月17日
ストックオプション(SO)は、必ずしもIPOだけでなく、M&Aの際にも価値を実現できる可能性が十分にあります。M&Aにおけるストックオプションの扱いは、主に以下のようなパターンがあります。
現金化:買い手企業が、未行使のストックオプションの価値(通常、買収価格と権利行使価格の差額)を現金で支払うケースです。これが最もシンプルで直接的な方法です。
買収企業のストックオプションへの置き換え:現在のSOを買い手企業の株式やSOに置き換える方法です。この場合、即座の現金化はできませんが、将来的な価値の実現可能性は残ります。
アクセラレーション(権利確定の前倒し):M&Aを機に権利確定期間を前倒しし、即座に行使可能にする方法です。これにより、M&Aのタイミングで株式を取得し、それを買収企業に売却することで現金化できます。キャンセル&再付与:新たな条件で再付与する方法です。
実際にどの方法が採用されるかは、買収企業との交渉や、貴社の経営陣の判断によります。多くの場合、経営陣や従業員のインセンティブを維持するため、何らかの形でSOの価値を保護しようとします。
ただし、注意点として、SOの条件や会社の定款、株主間契約などにSOの取り扱いに関する規定がある場合もあります。
これらの文書を確認し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
回答日時: 2024年08月19日
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