譲渡額
非公表
売上高
非公表

ホテル業界の事例

「民泊事業の新たな可能性 〜売却と買収、成功の秘訣とは〜」

エリア
関東
オーナー
40代
売却検討理由
事業の選択と集中
スキーム
事業譲渡

濱口 優太郎

株式会社TabijiPartners

 本案件は、東京の企業様が大阪で運営していた民泊施設を売却し、買い手様が新たに民泊事業をスタートする形で成立したM&A事例です。遠隔地での事業管理の負担を軽減したい売り手様と、地元・大阪で適した民泊物件を探していた買い手様とのマッチングが成功の鍵となりました。
 M&Aにおいて、売り手様は「本当に買い手が見つかるのか?」という不安を、買い手様は「どのような条件で引き継ぐべきか?」という疑問を抱えていました。そのため、両者のニーズを深く理解し、最適なマッチングを実現することを重視しました。
 特に印象的だったのは、民泊施設の内装や設備の引き継ぎ条件の調整です。事業継続の観点からも、どこまでそのまま使用し、どこを変更すべきかというポイントを細かく擦り合わせることが重要でした。最終的に、柔軟な交渉と徹底したサポートを行うことで、スムーズな成約へとつながりました。
 売り手様にとっては、煩雑な手続きをすべてお任せいただき、スムーズに売却が完了したことが大きな満足ポイントでした。一方、買い手様は売り手様からのノウハウ提供を受けながら、事業を順調に運営されています。結果として、お互いにWin-Winの関係が築かれた案件となりました。

売却も買収も可能!民泊業界でのM&A事例


- 案件の概要について教えていただけますでしょうか。


 売り手様が民泊業を営んでおられ、買い手様はこれから民泊事業を始めたいとお考えの案件です。買い手様は、小規模な施設から民泊業をスタートし、ノウハウを蓄積したいお考えをお持ちでした。また、買い手様は大阪に在住されていたため、大阪で適した物件がないかというご相談をいただいたのがきっかけでした。


遠隔地の負担を軽減するための事業売却


- 売り手オーナー様が事業の売却を検討された背景を教えていただけますでしょうか。


 売り手のオーナー様は関西の企業様であり、東京および大阪で宿泊施設を運営しておられました。しかし、遠隔での大阪事業の運営が困難になったため、東京に事業を集約する方針を取られました。その結果、大阪の施設を売却する運びとなった次第です。


最適な買い手様とのマッチング


- M&Aに対する不安や課題をオーナー様は抱えていたと思いますが、それに対してどのようなアプローチをされたのか教えていただけますか?


 オーナー様は、買い手様が見つかるのか、信頼できる買い手様がいるのかといった不安をお持ちでした。それに対して、私どもは適切な候補を見極め、最適なマッチングを行うことを重視いたしました。実際にお話を進める中で、相性の良い買い手様と売り手様を引き合わせることができたと考えております。


- 印象に残っているエピソードについて教えていただけますか?


 店舗型ビジネスであるため、内装をどこまで引き継ぐのか、また、どのような状態で引き渡すのかが重要な争点となりました。譲渡価格やその他の条件を細かく調整し、双方が納得できる形で合意に至れたことが、特に印象に残っております。


成功の秘訣は柔軟な交渉と徹底したサポート!


- この案件が成功した要因は、どのような点になるのでしょうか。


 まず、売り手様と買い手様の双方が柔軟に交渉を進めて下さったことが大きいと考えております。交渉においては、さまざまな課題を乗り越える必要がありましたが、私どもも積極的にサポートし、条件面の調整に尽力いたしました。また、売り手様が円滑な引き継ぎに協力してくださったことも成功の要因の一つです。

 現地対応が必要な場合は、大阪に赴き手続きを進めるなど、私どもが対応できる部分については全面的にサポートさせていただきました。さらに、管理会社様との調整など、細かい部分も私どもで対応したことにより、スムーズな引き渡しが実現したと考えております。


- 売り手のオーナー様が最も満足されたのはどのような点だったのでしょうか。


 煩雑な手続きや調整をすべて私どもにお任せいただけたことが挙げられます。M&Aにおいては、多くの関係者とのやり取りが必要となりますが、それらを売り手様お一人で対応するのは非常に負担が大きいものです。弊社では、そうした手続きをすべてお引き受けしたため、売り手様は大きな負担なく、スムーズに売却を進めることができたのではないかと考えております。


統合プロセスとWin-Winな関係


- オーナー様とのアフターストーリーがございましたら、教えてください。


 売り手様はこれまで培われたノウハウをお持ちでしたので、それを余すことなく買い手様へ引き継ぐ形となりました。現在、事業は順調に運営されており、お互いにWin-Winの関係が築かれております。


-  最後のご質問になるのですが、今後、民泊、同業種民泊事業のM&Aを検討されてる方に向けたメッセージ をお願いできますでしょうか。


 民泊のM&Aは、外注先や貸主様など、多くの関係者が関わるため、時には複雑な調整が必要となることがございます。「本当に売却できるのか?」と不安に思われる方も多いかと思いますが、適切な進め方をすれば、売却は十分可能です。また、買収を検討されている方にとっても、適切な物件を見極めることで、スムーズに事業を開始することができます。

 無料でご相談を承っておりますので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。