熊谷様: 宇都宮大学教育学部数学科を卒業いたしました。教育学部の中でも、学校教育・教員養成課程を専攻し、高校の数学教員を目指しておりました。
教員の役割には「進路指導」「生徒指導」「教科指導」の3つがあると考えており、なかでも「進路指導」は特に大切だと感じていました。生徒の進路について真剣に向き合うためには、自分自身が一度民間企業での経験を積むことが必要ではないかと思い、まずは企業でのキャリアに進むことを決めました。
どのような企業で働くかを考えたときに、社会の仕組みや就職活動の現場を広く知ることができる会社に入りたいと思い、株式会社マイナビへの入社を選びました。 入社後は、採用関連業務を3年間、教育関連業務を3年間経験し、企業における経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」のうち、「ヒト」については採用活動を通じて一定の理解を深めることができました。
一方で、「カネ」に関する知見や実務経験についてはマイナビ在籍中に十分に得られなかったことから、財務や事業面をより包括的に扱うことのできる業務に携わりたいと考え、M&Aを専門とする企業へ転職いたしました。
熊谷様:「コア(Core)」には“核”や“中枢”という意味があります。コアビジネスやコア人材など、ビジネスの中心を担う存在としてよく使われる言葉です。弊社ではM&Aを中心としたご支援を行っておりますが、それだけにとどまらず、経営や人材育成、組織づくりといった企業の根幹にも深く関わっていきたいという想いから、「コア」という言葉を社名に取り入れました。
一方で「キャピタル(Capital)」は、一般的には“資産”を指しますが、私たちはここに“人材”や“組織”といった「人的資本」へのアプローチという意味合いを込めています。単なる資金や物理的な資産だけでなく、企業の成長を支える“人”という資本に向き合うアドバイザーでありたい。
そのような想いを込めて、「株式会社Corecapital(コアキャピタル)」という社名にいたしました。
熊谷様: 私の強みは、まず「行動力」であると自負しております。前職では、同期同士で競い合う「名刺獲得キャンペーン」のような取り組みがありましたが、その際には誰よりも徹底して取り組む姿勢を持って臨みました。成果を出すためには、地道に数を積み重ねる行動力が不可欠であり、そこに自分の特長があると感じております。
もう一つの強みは「傾聴力」です。M&A業務においては、オーナー様のご経歴や会社の歩み、込められた想いを深く理解し、「人となり」や「会社の在り方」に寄り添った対応が何よりも重要であると考えております。そのため、オーナー様のお話に真摯に耳を傾け、丁寧に向き合う姿勢を大切にしております
熊谷様: 私が最も大切にしているのは、「即レス」の姿勢です。仲介という立場で業務を行っている以上、自身の対応によって全体の進行が滞ることがあってはならないと考えております。
オーナー様のご意向はもちろんのこと、買い手様・売り手様双方から寄せられるご要望やご質問に対して、正確かつ迅速にお応えすることが、大切だと思っております。
熊谷様: 東北地方で担当した案件では、無事に譲渡契約の締結・引き渡しまで進んだものの、従業員の皆様への情報開示の段階で大きな反発が起こり、最終的には「全員での退職を決意する」という深刻な事態にまで発展しました。
その後、売り手企業様と連携しながら従業員説明会を開催し、「なぜこのタイミングでの情報開示となったのか」「どのような背景・経緯があったのか」について、買い手企業様も交えて丁寧に説明を重ねました。
結果として、従業員の皆様と真摯に対話を重ねる中でご理解をいただき、最終的には無事に譲渡を完了できたことが、非常に印象に残っております。
熊谷様: 休日はスポーツに取り組むことが多く、身体を動かす時間を大切にしております。
また、最近では趣味の一環として鮨職人を目指し、週に1〜2回、実際の鮨職人の大将から直接ご指導をいただいております。1回あたり4時間ほどと限られた時間ではありますが、「魚をさばく」「握る」「目利きをする」といった基礎的な技術を中心に、学んでおります。
熊谷様: 将来の展望として、教育者の道を志しております。大学卒業時には、教育の現場に立つ前に、まずは社会や世の中の仕組みを広く理解する必要があると考え、民間企業での経験を選びました。
将来的には、これまでに得た知見や経験を活かし、教育者の道を志していきたいと考えております。
熊谷様: 会社としての展望は、オーナー様がM&Aを実行された後も、継続的に伴走し続けられるような会社を目指すことにあります。
現在、買収後の組織統合や経営統合、いわゆるPMI(Post Merger Integration)と呼ばれるプロセスに深く関与しているM&A仲介会社は、まだ多くはないと感じております。
私自身の教育領域での経験と、M&A仲介における知見を融合させ、PMIフェーズまでしっかりとサポートできるM&A会社を築いていきたいと考えております。
熊谷様: これまでに約400名近くの経営者様と向き合ってまいりました。
これまでの経験を生かし、今後も一人ひとりのオーナー様に対して丁寧に向き合い、オーナー様のご意向に沿った最適なお相手が見つかるよう、真摯に取り組んでまいりたいと考えております。
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