岡村様: 2017年に野村證券株式会社へ入社し、初任地として北千住にある支店に配属されました。そこでは3年間にわたりリテール営業に従事しておりました。2020年より投資銀行部門（インベストメント・バンキング）へ異動し、約3年間にわたり上場企業を対象としたM&Aやファイナンス業務に携わってまいりました。
その後、2023年に父が創業したヒルズ＆パートナーズ株式会社へ入社し、現在に至っております。
岡村様: 野村證券在籍時の最初の3年間においては、中小企業のオーナー様や地域のお客様に対するリテール営業に従事しておりました。この期間を通じて、お客様との信頼関係の構築方法や、そうしたお客様が何を求めていらっしゃるのかを実務を通じて学ぶことができたと考えております。
一方で、2020年以降は投資銀行部門にて、M&Aや上場企業の資金調達といった業務に携わり、企業の資本構成や株主構成、またM&Aに関連する幅広い知見を深めてまいりました。野村證券での7年間を通じて得た幅広い業務経験は、現在の業務における私の大きな強みであると自負しております。
現在は、これまでの経験を最大限に活かし、日々の業務に取り組んでおります。
岡村様: 弊社の本業は、M&Aそのものではなく、あくまで事業承継に関するコンサルティングであると捉えております。これまでM&Aに至ったお客様におかれましても、当初よりM&Aをご希望されていたわけではなく、事業承継に関する課題を抱えていらっしゃり、ご相談いただいたケースが大半を占めております。
そのような背景から、弊社および私自身のモチベーションは、単にM&Aの実行にあるのではなく、中小企業のオーナー様やお困りの方々に対し、最適なソリューションをご提供し、お力になることにあると考えております。これこそが弊社の基本的な理念であり、業務に取り組む上での最大の原動力であると認識しております。
岡村様: 当初は円滑に進行するものと見込んでおりましたが、実際に企業の実情を把握し、株主の皆様と対話を重ねていく中で、株主構成が複雑であること、ならびに財務状況が必ずしも良好とは言えないことが明らかとなりました。そのため、M&Aや事業承継の枠を超えた側面においても、丁寧かつ綿密な支援を行う必要があり、結果として非常に印象に残る案件となりました。
本件を通じて、M&Aや事業承継の枠組みにとどまらず、株主間の調整や財務基盤の整備、さらには後継者との関係構築といった、より広範な観点から企業の将来を捉える必要性を強く実感いたしました。また、我々としても、こうした総合的な視点を持って支援に臨む重要性を、改めて認識する契機となったと考えております。
岡村様: 大学まで野球に打ち込んでおり、現在も自身でプレーする機会があるほか、それとは別に高校野球の監督も務めております。野球を通じて多くの方々と出会い、そうしたプライベートでの経験が、仕事においても良い形で活かされていると実感しております。
弊社においても、野球を通じて知り合ったメンバーが在籍しており、また日々高校生と接する中で、新たな刺激や若い世代のエネルギーに触れることが、日々の業務においても良い影響を与えていると考えております。
岡村様: 日本国内においては、現在もなお事業承継に関してお悩みを抱えておられる方が多く、今後さらにその数は増加していくものと考えております。M&Aは確かに一つの選択肢ではありますが、私どもはそれを必ずしも第一の選択肢とは捉えておりません。社内に後継者としての適性を持つ方がいらっしゃる場合には、その方の育成を含めたご支援も、私どもが積極的に取り組むべき重要な業務であると認識しております。
仮にM&Aという選択に至った場合でも、会社を譲渡して終わりではなく、その後も末永くご支援を続けられる存在でありたいと考えております。今後、日本は人口減少に伴い、後継者の確保がますます困難になることが予想されますが、私どもはそうした企業様の根本的な課題に寄り添い、総合的な支援を提供できる会社であり続けたいと考えております。
岡村様: 弊社が提供しているサービスは、単に会社の売却を提案するものではなく、事業承継全般に関するご相談やお悩みに幅広く対応する「御用聞き」であると考えております。その中の一つの選択肢として会社の売却がございますが、それ以外の選択肢についても常にフラットな視点でご提案申し上げております。
事業売却や会社の売却にまだ踏み切ることが難しいものの、今後の会社の将来について真剣にお考えの経営者様やオーナー様にこそ、ぜひご相談いただきたいと存じます。まずはお客様のご意向を最優先に考え、最適なご提案をさせていただきますので、何なりとご相談いただければ幸いです。
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