売り手のオーナー様は40代の若いクリニックの先生で、「現在のクリニックだけに留まらず、様々な事業にチャレンジしていきたい」との想いをお持ちでした。診療自体は非常に収益力もあり、やりがいを持って取り組まれていましたが、現在のクリニックにほぼフルコミットしている状況の中で、他の事業にも挑戦したい思いが強くなったようです。そこで、「大手の傘下に入って自分の診療の比重を下げ、他の事業にも取り組めるようにしていきたい」と、ご相談をいただきました。
手続きの煩雑さは確かにありますが、我々アドバイザーがサポートしながら進めていったため、特に問題はありませんでした。
M&Aに対するオーナー様が抱えていた不安や課題としては、地域医療を守っているため、「本当に任せられるお相手がいるのか」という点でした。
また、クリニックのM&Aは、一般的に株価や評価がつきにくいとされています。今回はオーナー様がまだ40代で、特に急いで譲渡する必要がなかったため、「しっかりとした評価をしてくれる買い手が本当に見つかるのか」という点にも、不安を感じていらっしゃいました。
医療法人のM&Aは、最近では徐々に取り組みを始める企業が増えてきています。そのような医療法人グループや会社をリストアップして、売り手様としっかりすり合わせを行った上で、漏れなく提案をしていきました。
基本的に、医療業界は比較的業界が狭いため、売り手様がNGとする先は割とあります。そのため、すり合わせはしっかり行いました。
今回の案件は、医療法人M&Aの中でも特に手続きが煩雑な事業譲渡でした。そのため、クロージングまでに行わなければならないことが多岐にわたりました。
行政への手続きはもちろん、従業員との雇用契約の巻き直しや取引先との契約の巻き直しなど、譲渡対象に関わるすべての契約の巻き直しが必要であり、手続きが煩雑で苦労しました。そこに関しては、とにかくリソースを割き、ToDoをきちんと管理しながら漏れなく対応するように努めました。
40代、50代のオーナー様で経営が順調な場合、必ずしも譲渡の必要性はないケースが多いと思います。そのため、きちんと評価していただける買い手様を引き合わせないことには、売り手様は「売らなくてもいい」という判断になってしまいます。その中で、本件においてはしっかりと評価してくださる買い手様とマッチングできたことが、成功の大きな要因だと思います。
条件面はもちろん本件は手続きが非常に複雑だったため、その点をしっかりとサポートさせていただいた点も、大きな満足につながったのではないかと思います。
売り手オーナー様は全国を回りながら、元々やりたかった事業に取り組まれていると伺っています。また、買い手様も当初見込んでいた業績の維持向上を、実現できているそうです。双方にとって、非常に良いディールになったのではないかと思います。
一般的に、M&A仲介会社が手がける案件は病院のM&Aが中心ですが、近年ではクリニックのM&Aも増えてきています。少しでもご関心がある方は、ぜひ前向きにご検討ください。
株式会社ジャーニーズ
株式会社ジャーニーズ
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このディールは、売り手オーナー様が持つ「新たな事業への挑戦」というビジョンを実現するための第一歩となりました。複雑な手続きを要する医療法人のM&Aでしたが、丁寧なサポートと信頼できる買い手様とのマッチングによって、条件面での満足と将来への展望を両立する結果となりました。